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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Soma city 3
 最後は朝、海岸で最初に出会った方の旅館に、建物の外景を撮影しがてら行ってみる事にしました。
 太平洋に面した県道「相馬亘理線」沿いに、案内が出ています。
松川浦はこの日一日、きらきら輝いていた。
松川浦はこの日一日、きらきら輝いていた。
道路沿いの控えめな看板を発見!
道路沿いの控えめな看板を発見!
 …が、その矢印が指す道が昔ながらの路地風でちょっと大きめの車は厳しそうな感じ。なので歩いて緩やかな坂を上っていきます。わくわくを感じつつ、民宿が並ぶ道を上がっていくと…
昔ながらの路地に入り、上っていく。
昔ながらの路地に入り、上っていく。
控えめな看板2つ目を発見。案内通りに行くと…
控えめな看板2つ目を発見。案内通りに行くと…
ありました。おお、お洒落!リノベーションしたというだけあって、黒を基調に一部だけ木の色を残したデザインです。
 ご挨拶に伺うと、朝会ったご主人が
「好かったら、中を見て行きません?」
と宿の中を案内してくださいました。元は民宿だったのですが、おととしの8月にリノベーション工事を済ませ、「Pet Serf宿 はまなす」に生まれ変わりました。
 玄関を入ったロビーには、沢山の色紙が飾ってあります。
「国の内外からサーファーが泊まりに来てくれたので…。中にはプロ選手として活躍している方のものもありますよ。」
 それだけ相馬の波が良い事が伺えます。
「あ、ここを見て行ってください。」
おととし夏にリノベーションを完成、新生「はまなす」。
おととし夏にリノベーションを完成、新生「はまなす」。
サーファーらのサインが…。
サーファーらのサインが…。
 そこはロビーから浴室へとつながる廊下の左側。そこには大きな木のオブジェが!
「これ、拾って来たんです。海から。」
 なんと相馬の海岸に、この巨大な木の根っこが流れ着いていたのだそう。
「以前大変な雨が降った時があって、どうも山から川を流されてきたらしいんです。いやぁ重かったですよ。娘と3人で、軽トラックに積んで運んできました。」
 手前の木も流木だそうで、
突然、アートな空間が…。
突然、アートな空間が…。
どちらも「拾ってきたもの」だそう。
どちらも「拾ってきたもの」だそう。
そういえば朝行った時にも、別の木が流れ着いていましたっけ。それを運んできて、石を敷き詰めてアートな空間を作り出していたのです。
「夜になるとライトアップするんですよ。」
サーファーでにぎわう海岸で…
サーファーでにぎわう海岸で…
時にはオブジェ級の流木が見つかる事も。
時にはオブジェ級の流木が見つかる事も。
 午後2時と明るい時間ですが点けてもらいました。
ご主人にライトアップ用の電源を入れてもらった。
ご主人にライトアップ用の電源を入れてもらった。
 おおおっ!明るい時間ながら、これはこれで素晴らしい。
「夜は影が後ろの壁に映るんです。これがまた好いんですよ。」
 木や照明の配置にもこだわって、この形になったのだそうです。
「お風呂も好いんですよ。」
こんな空間が、旅館内に広がっている。
こんな空間が、旅館内に広がっている。
壁にはうっすらと影が…(夜だと映えるのでしょうね)。
壁にはうっすらと影が…(夜だと映えるのでしょうね)。
 こちらは写真が下手で済みません。浴槽の中の手前側には腰掛のような段差があるので、お子さんも安心して入れますし、大人が4~5人となり合って座っても余裕の広さです。
写真がへた過ぎ。お風呂を撮影した(つもりだった)。
写真がへた過ぎ。お風呂を撮影した(つもりだった)。
 玄関入って反対側が、食事をする部屋です。和室ですが、膝の悪い人にも優しい椅子席です。
「こちらの席は、夜になると外の庭をライトアップして楽しんでもらいます。」
 ちょっとした石庭風のお庭が見えます。素敵ですね。
こちらが食事スペース。
こちらが食事スペース。
奥には石庭風の庭が。夜はライトアップされるそう。
奥には石庭風の庭が。夜はライトアップされるそう。
 奥の部屋は床の間と書院造の違い棚なども見えます。
「これはうちの父が頼んで作ってもらったものです。」
 床の間にあるのは伝統行事、相馬野馬追(そうまのまおい)の様子が描かれた板です。キャンバスとなった木も立派なものを使ってあります。
「客室はそれぞれこだわって、壁の色や雰囲気も全て違う造りにしたんです。」
書院造が素敵。こんなスペースが自宅にあったらなぁ…。
書院造が素敵。こんなスペースが自宅にあったらなぁ…。
描かれている相馬野馬追は、太平洋戦争でも震災でも途絶えた事が無い。
描かれている相馬野馬追は、太平洋戦争でも震災でも途絶えた事が無い。
 こちらはペットも泊まれる1階のお部屋。
「2階にももう一部屋あるんですが、床材はペットが滑らないような素材を使ってあります。」
 これなら家族のペットもストレスなく泊まれますね。
こちらはペットが泊まれるタイプの部屋。
こちらはペットが泊まれるタイプの部屋。
床材はペットが滑らないタイプを使用。
床材はペットが滑らないタイプを使用。
 同じくペットも泊まれる部屋です。1階は壁が木目調だったのに対して、2階のこちらはグレーの洋間風。子どもなどがいる場合は、このようにベッドも増やせるようです。
部屋によって、タイプや色調も違う。
部屋によって、タイプや色調も違う。
手前には壁付きの机もある。
手前には壁付きの机もある。
 こちらは人のみ利用の部屋。手前には机もあります。
「梁は見えるようにしてあります。部屋によって、梁の色も変えてあるんです。」
こちらの部屋の梁は、濃いめの色。
こちらの部屋の梁は、濃いめの色。
ドアそばの机は、こんな感じ。
ドアそばの机は、こんな感じ。
 こちらは別の部屋の梁ですが、確かに壁の色にも合わせて淡い色になっています。
 いやぁ、どの部屋になるかといった楽しみもありそうです。
明るい感じの部屋の梁は…
明るい感じの部屋の梁は…
淡い色にしてある。
淡い色にしてある。
 1階に戻ると、宿泊客の夕食を準備中の奥様と娘さんが出て来てくださいました。娘さんに、あの木の“オブジェ”の事を伺うと、笑顔で
「凄いのを見つけたって父が言うので一緒に運びに行ったんですが、いやぁ、本当に重かったですね。」
 確かにあの大きさだと笑っちゃうしかないですね。お父さん曰く
「ロープを結わえて上から娘二人に引っ張ってもらって、私は下から押しました。でも放っておけば海のゴミになっていた訳ですから、海からの頂き物ですね。」
 確かに、これを買うとなったら結構な値段になった筈です。
奥様と娘さんは、宿泊客の食事の準備中。
奥様と娘さんは、宿泊客の食事の準備中。
娘さんの力も借りて、リノベーションが成功した。
娘さんの力も借りて、リノベーションが成功した。
 いやぁ元民宿とは思えない、モダンな宿でした。最後に外の看板の前でパシャリ。するとディレクターが娘さんにお父さんについて聞くと、
「家にあまりいなくて、夏は海で板に乗って(サーフィン)、冬は山で板に乗っている(スノーボード)お父さんです。」
 奥様は
「家にいるよりも外に行って、いろんな友人と繋がるし、良いと思いますよ。」
 宿は奥様と娘さん中心に切り盛りされているようです。勿論サーファーが泊まりに来た時は、ガイド役を務めるご主人が不可欠ですが…やっぱり宿をあけちゃうんですものね。奥様と娘さんが縁の下の力持ちなんですね。ご主人、最後に
「亭主元気で留守が良い、って事ですね。」
 なかなか懐かしいフレーズでご主人が締めくくってくれました。
ご主人はサーフィンのポイントも教えてくれる。
ご主人はサーフィンのポイントも教えてくれる。
ご主人、冬はスノーボードも楽しむそう(写真は山形。樹氷も写っている)。
ご主人、冬はスノーボードも楽しむそう(写真は山形。樹氷も写っている)。
 今回の相馬市の旅で感じた事は、出会った方が皆さん凄くフレンドリー!気さくに色々な事を話してくださいました。
相馬は、海も自慢の一つ。
相馬は、海も自慢の一つ。
子どもも元気いっぱい。
子どもも元気いっぱい。
 そして何より子ども達が元気で活発で明るい。観光客と接する機会が多いのも多少は影響しているのでしょうか?こういう子ども達が育つ相馬市の未来は明るいと思ったのでした。
 
またこの兄弟に会いたいなぁ。
またこの兄弟に会いたいなぁ。
左が兄作、右が弟作。
左が兄作、右が弟作。
 次回はしなだマンが桑折町(こおりまち)にお邪魔します、どうぞ宜しくお願い致します。
画面下の鳥は…
画面下の鳥は…
ちゃぽん。魚でもいたのかな?
ちゃぽん。魚でもいたのかな?
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